コーヒーの種類
コーヒーの木にはさまざまな品種がありますが、飲用に栽培される品種は限られています。栽培用の品種は「三大原種」と呼ばれる3つの種類に大きく分けられます。それぞれの特徴は以下の通りです。
- アラビカ種:高品質で味のバランスが良く、現在流通しているコーヒー豆の半数以上がこの品種です。品質は高いものの病虫害に弱いことが特徴です。
- カネフォラ(ロブスタ)種:アラビカ種に次いで多く生産されている品種です。苦みの強い特徴があるため、アイスコーヒーやインスタントコーヒー、缶コーヒーなどの原料に多く使用されています。アラビカ種に比べて病虫害に強い事も特徴です。
- リベリカ種:マレーシアやフィリピンなど一部の地域でのみ栽培され、全体の1%以下しか流通していない品種です。低地でも育ち、アジアでは砂糖や練乳などを入れ、甘くして飲まれています。
精製方法
- ウォッシュド
精製に大量の水を使う方法。果実をパルパーという機械にかけて、果肉を取り除いた後、種子についたミューシレージを取り除くために、大きな水槽に豆をつける。 - ナチュラル
収穫した果実を広げて、天日干しにする。水は使わない。 - ハニー
セミウォッシュトの精製をハニープロセスと呼ぶことが多い。通常のパルプドナチュラルよりも使う水の量が少なく、パルパーを通した時にある程度の果肉やミューシレージを残すように調整される。
グレード
スペシャルティ
コーヒーの全生産量の約TOP5%の品質のもの。カッピングで80点以上の点数を取れるもの、とも言われている。高値で取引されています。プレミアム
全生産量の約TOP10%ほどを占める。品質が良く、生産地も限定されており、個性も際立つコーヒー。通常ここまでがシングルオリジン向きで、専門店で取り扱うレベルです。コモディティ
最も多く流通しているグレードで、全生産量の50%ほどを占めます。生産エリアが特定できず、いくつかの地区のコーヒーがブレンドされてつくられることも多い。しかし中には、驚くほどの品質の良さを誇るコーヒーも。ローグレード
ロブスタ種も含まれる低級品。インスタントコーヒーや缶コーヒーに使用されるレベルです。全生産量の35%程度。
エイジングコーヒー
インドネシア産のコーヒーは、エイジングすることで特殊な素晴らしいことが起こるのです。インドネシア産の生豆には、最初は控えめの酸味と、アーシー(大地のような)でハーバルな風味があります。エイジング(熟成)プロセスにより、こうした酸味が消え、コーヒーのコクが深まり、アーシーな風味が濃縮され、ハーバルな風合いがスパイシーさに変わります。エイジングプロセスがラテンアメリカ産やアフリカ産のコーヒーの品質を劣化させるのに対し、インドネシア産のコーヒーは一層おいしくなるのです。
購入した豆
メーカー | 国 | ブレンド | 豆の種類 | 精製方法 | 香り・酸味・コク・風味 | 値段 | その他 |
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オーケー | ブラジル、ホンジュラス、他 | ブレンド | アラビカ | ウォッシュド | まろやか | 719円/400g | 安い |
Natural | ガテマラ | シングル | アラビカ | ウォッシュド | シンプルで飲みやすい | 1,600円/200g | |
カルディ | インドネシア | シングル | アラビカ | ウォッシュド | 香りと苦味が強い | 1,209円/200g | エイジングコーヒー? |